その後
いつまでもメソメソしていても仕方がない。
家内と相談の上、庭の片隅に埋葬することにした。
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リキが亡くなって1時間余り経過後、遺体を採寸して125cm×70cm×深さ70cmの穴を家内と掘った。
リキが寂しがるからと、晩は家内が一緒に眠った。

1月19日(日)
6時 起床。ランニング同好会の練習前にリキの散歩が日曜日の日課だったがそれも昨日まで。
今日からはまったく別の日常が始まった。

8時半 練習を終え、帰宅。朝食。
10時15分 遂にリキの亡骸ともお別れ。埋葬。遺体にかぶせてあげた紙に3人で寄せ書き。
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泣きながら土をかぶせ、庭を現状復帰。

その後家内は家中のリキのお世話用品や雑多な物を片っ端から片付け、一気に「可燃ごみ」の袋に。
私は食餌用に作ったベイリーチェアを解体。1年前、製作時はああでもないこうでもないと随分時間を掛けたが解体は早い。ものの30分か。
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13時頃にはこの状態に。すっからかん。ガランとした室内がとても寂しい。
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リキ。今日、夕方散歩に行ってきたよ。一人で。
何百回、何千回と一緒に歩いた自転車道方面1時間コース。
お前が体調を崩してから1度も行けなかったけど、久々に鉄塔を撮影したよ。
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いつも2~3枚撮影するとお前に先を催促されて引っ張られて手振れしたけど今日は心置きなく撮れたよ。




リキ。今朝、突然気づいた事があったよ。
天啓に近いのかな。
これまで父ちゃんは家族という群れのリーダーとして、お前を世話して養ってあげているつもりだった。
当たり前にそう信じていた。

でも、本当は違うんじゃないかって。
突然そう思ったんだよ。

お前が父ちゃんのことを気遣ってくれて、勇気をくれて、惜しみなく愛情を、それこそ無尽蔵に注いでくれて一生懸命いや必死でリーダーとして担ぎ上げてくれていたんじゃないかって。

なぜかって?

お前の8年間、父ちゃん母ちゃんの子供になってから7年と10ヶ月。すべての思い出やそれまで当たり前だった日常=過去が心の中で突然キラキラと輝きだしたからさ。
両手の間をするりと抜けていったお前の命を失い、昨日までの当たり前の日常と今日これから始まる日常が余りにも違うことに気付いちゃったんだ。
ひとえにリキ、お前という存在が無くなっちゃったから。

失って初めて分かる大切さってのがあってな。それが当たり前の時にはまったく分からないんだけれど。
今回まさにそれだったんだよ。

無くすまで分からなかったんだ。気づかなかったんだ。お前に支えられていたことを。
こちらが愛情を掛けさえすればお前は全身全霊でそれに応えてくれると思っていたけれどひどい思い違いだったんだな。

リキ、お前という存在が父ちゃんをリーダーにしてくれていたんだ。
それに気付いちゃったんだ。今さら。







今どのへんにいるんだ?
どうせパトロールと称してあちこちフンフン匂いを嗅ぎまくってなかなか前に進んでいないんだろう。
そっちの世界のことは父ちゃんあまり詳しくないからさ、その後のことはよく分からないけれどもう暑いとか息が苦しいとかは無いんだよな?
ご飯の時間になるから早く帰るぞ、リキ!なんてせかされることも無いよな?

父ちゃんや母ちゃん、兄ちゃんのことなんか気にせず、今までやれなかったこと、我慢していたことを全部やっていいんだよ。
お前が様々なくびきから離れて初めて自由になったんだものな。
走れ、遊べ、食べて、飲んで、疲れたら眠って、また走って。

その後の世界でお前が楽しく暮らしているのが我々家族の願いだ。

リキ。父ちゃんは頑張って、お前が残していった群れの、本当のリーダーになるよ。
今までありがとう。
さようなら。
リキ。


愛知県安城市 自宅にて
PENTAX K-5
DA 1:4 16-45mm
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by jpn2282 | 2014-01-19 23:57 | | Trackback | Comments(0)
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